エドワード・ゴーリーのタロット?『不安な箱』の紹介|占い 和音堂
どうも、【占い 和音堂】です。
普段私はスタンダードなタロット、ライダーウェイトスミス版を使用していますが、今回は変わり種のカードデッキをご紹介致します。
エドワード・ゴーリーのカードデッキ『不安な箱』
エドワード・ゴーリーをご存知ない方の為にも軽く彼の紹介から。
Edward St.John Gorey(1925/2/22~2000/4/15)
アメリカの絵本作家。一般的の思い浮かべられる子供向けの絵本とは違い、残酷で不条理な世界観を線の細いモノクロで描写するのが特徴。かなり人を選ぶ作品ですので、陰鬱な物語や不気味な画風が苦手な方にはおススメしません。
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ちなみに現在、渋谷区立松濤美術館にて『エドワード・ゴーリーを巡る旅』なる展覧会も催されております。ご興味のある方はそちらもチェックしてみてください。
リンク貼っておきます。
エドワード・ゴーリーを巡る旅|渋谷区立松濤美術館 (shoto-museum.jp)
そんな絵本作家エドワード・ゴーリーが1995年に制作した占いカードデッキがあります。それが今回ご紹介する『不安な箱』。
私が持っているのは復刻版になります。
原題では『Edward Gorey's Fantod Pack』。
「Fantod」とは不安で落ち着かない状態の事。
そんなタイトルにピッタリ、このカードデッキ不穏なカードしか入っていないんです。
例えばこの「はしご」というカードの解説の一部を取り上げてみると、
「忍び寄る病気」「脱毛」「レストランでの事故」など。
普通占いのカードって多少は怖いカードが入っているにせよ、前向きなカードが多いです。相談者を後押しするような。読み手である占い師も、カウンセラーの様なスタンスの方が増えて、どちらかと言えば応援する様な鑑定がポピュラーになりつつある今の時代とはまさに逆行しているデッキ。
とは言え最近はサブカルチャーがメインカルチャーの様でもある多様性な時代でもあり、そういった意味ではこの後ろ向き、ネガティブで病んだカードデッキなんてのも以前よりは受け入れられやすいのかもしれません。
私は普段有償の鑑定でこちらを使うことはないのですが、遊びで使うとなかなか盛り上がります。何と言っても、好きな人からしたら素敵な絵柄ばかりですから。見ているだけでもなかなか楽しいです。エドワード・ゴーリーの絵は一枚でもゾッとするような想像を掻き立ててくるという魅力があります。
しかし折角占い用のカードとして存在しているので、ちょっと頑張って鑑定にも使える様にしてみようかなと思案中。
付属の解説書も英語のみなので、日本語訳を今度こちらでアップするかもしれません。
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