占い 和音堂|タロットと西洋占星術|東京、神奈川

東京、神奈川で活動する占い師のブログ。占い以外の事も書きます。

ブログを書く理由を考えてみた。

どうも、【占い 和音堂】です。

東京、神奈川にて個人で占い師をしている者で絶対怪しい者ではありません。

今まで占い師としてではないブログを余所で書いていたことはありましたが、このアカウントという意味では3月に始めたので、大体半年くらいになります。

占い師然としたブログやビジネス然としたブログはあまり好みではなく、個人的考察日記の延長線にある備忘録の様な形を取っております。

占い師然とした、ビジネス然としたブログでないなら、占い師がブログをやる意味ってあるのか?という気持ちもないではないですし、「集客する気あるのか」「舐めてるのか」というツッコミも受け付けておりますが、一応こうしてブログを書くのに私なりの理由がないこともありません。なんとか理由をでっちあg(ここで手記は破れている)

 

早速書いていきましょう。

 

今週のお題

「私がブログを書く理由」

ブログを書く理由①「書くのが好き」

単純に文章を書くのが好きです。なんだかんだ小説を書いてみたりは小学生からしております。面白いものを書いているのかはよく分かりませんが、兎に角文章が頭から指先へ流れ出ていくことに快感がある性質です。これは大泉洋氏が仰っている「ぼかぁ料理が好きと言うより、材料を切るのが兎に角好き!」というのと近いかもしれません。彼の料理が美味しいかはミステリーなのと同様に、私の文章が美味しいのかは未知ですが、兎に角書いている時に私が楽しそうなのは確かです。

このなんらプロットを立てていないジャズの様に紡ぐ文章には、時折異様な勢いが乗り、はたまた時には自分の思いもよらない様な思考回路に繋がっていくこともあります。これによって問題が解決することもあるので、あまり無下には扱えません。

 

ブログを書く理由②「他人の目」

よく無粋な人がネットの発信者に対して「日記でええやん」とか「かまってちゃん」などと言いますね。違うんですよ全然。他人の目に触れない文章というのは、なんだか独特の方向に枝葉を伸ばしてしまったり、発酵して臭気を放ったり、妖怪化してしまったり。たまに他人の日記帳を拾ってしまいがちの私が言うので間違いありません。最低限他人の目に触れる箇所に自分の文章を置く、ということは一種の緊張が伴います。つまり最低限「文」の体裁が保たれるんです。この意識をした上で文章を書くことが私は好きです。

また、他人に見られない場所に文章を「隠す」のと他人に見られる可能性がある場所に文章を「流す」のでは、やはり心の出ていき方が違います。謂わばデトックスとしても微妙に効能が違うんですね。

 

ブログを書く理由③「説明している内に自分の考えがまとまる」

よく「教える行為自体が勉強になる」なんて言いますね。自分の考えが一応読み手に伝わる様にブログの中で説明していると、頭の中にあるピースがカチッカチッとはまっていく感覚があります。私はあまり他人様を指導するという立場を好ましく思っていないので、ブログという「相手がいると仮定して説明できる場」があることはそう言った意味でも助かっています。

 

ブログを書く理由④「そこにブログがあったから」

自分で書いておきながらいやらしい程媚びた様に聞こえるサブタイトルに寒気がしますが、これが最後ですのでめげずに書きます。

私が文章を発信する面白さを見出したのは最初Twitter(現在のX、私は未だに青い鳥の行方を追っています)でした。しかしもう少し長い文章を書きたいなと思う事があって、ブログを始めました。単に今の私に合っているのがブログやTwitterだったので、そこにいますが、どちらも存在しなかったら顔を出さずに歌でも歌っていたかもしれません。そう思うとブログがあって助かっています。私の歌を聞かされる身になるかもしれなかった人々も助かっています。ありがとうはてなブログ

 

まとめ

「兎に角書くのが好き!」などと冒頭で言っておきながら、

uranai-waondo.hatenablog.com

こんな↑ブログでスタートした当【占い 和音堂】。

細々ながらこれからも続けられたらなと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

「苦手」を紐解くと「人生」が少し見やすくなる

今週のお題「苦手だったもの」

 

こんにちは、【占い 和音堂】です。

普段東京、神奈川の辺りで個人で占いをしております。

占い師という職業は、個人の采配ではありますが学ぶことの尽きない職業です。

占いの知識や技術は勿論ですが、心理学や脳科学、ひいては図像学や宗教学に関する知識など、付随するものがあればあるほど乗れる相談、アドバイスの際の選択肢も増えていきます。

 

勉強嫌いが勉強好きになったワケ

私は今でこそ勉強好きにはなりましたが元々は大の勉強嫌いでした。

授業中もこっそりミステリー小説を読んでいたり、某芸人のポッドキャストを聴いたり、同級生や先生方を観察したり、居眠りしたりと、とても真面目な学生とは言い難かったです。

 

何をきっかけで勉強が好きになったかと言うと、これが実は占いじゃないんです(ここまでの前置きはなんだったのか)

 

きっかけは歌でした。当時某動画配信サイトにて「歌ってみた」動画をよく見ていました。所謂一般人の方々の中には、恐ろしく歌の上手い人が沢山いて、(今思えばセミプロやドロップアウトした歌手もいたとは思いますが)その当時は純粋に「すごい!!」って感動したものです。自分は音楽は好きでしたが、歌は苦手でカラオケも嫌いでした。そんな自分でもうまくなるんだろうか。自分も歌がうまくなりたいなと思いました。

性格上、いきなり動画を作る気はせず、ひたすらボイストレーニングについて調べ、日々手探りで練習しました。

あの頃のことを思い出すと「毎日やれば上手くなる」という言葉は、正確には「毎日練習して、改善点を見つける。それを直すことで上手くなる。」だなと思います。

歌って正しく練習すると、本当に音域が広がるし、喉の傷まない発声が出来て来るんですよね。自分がしてきたことが身になっている。身体や思考が変化している。

そういう結果が伴って、初めて「勉強って本当は楽しいんだ」と思う事が出来ました。

 

その体験があるからこそ、日々の勉強を実際に鑑定に活かすことに楽しさを感じられ、占い師という職業を飽きずに続けられているのだなと、このブログを書きながら再認識しています。

 

「苦手」を紐解くと「人生」が少し見やすくなる

この様に、過去の自分がやってきたことの記憶を整理すると、一見無関係に思えた事象が面白いように繋がっていることが分かります。

今回は「苦手だったこと」の記憶から「何故好きなったのか」「それが今どう活きているのか」というルートで自分の人生を振り替えることが出来ました。

 

このプロセスを流用して「今苦手なもの」から「何故苦手なのか」「それが今の人生にどういう影響があるのか」「克服するにはどうすればいいのか」というアプローチも出来ます。

実際にやってみます。

私は今「集団行動が苦手」です。

4人以上でいると、それぞれがどの程度楽しめているかが気になってきてしまい、あまり楽しくありません。

何故そんな風に思うのかと言えば、太陽天秤座、月蠍座だからと占い師らしく片付けることも出来ますが、今回は育った環境の中で読んでみましょう。

私は幼い頃、「周りに注意を払うこと」「他人に親切にすること」を親から教えられました。それをベースに他人の顔色を観察する癖がついていったように思います。実際サービス業や占いにおいては役に立つ能力ですが、日常的となると疲れるものです。ですから、比較した時には「集団より少人数の方が楽」に落ち着きます。

この性質は今現在「占い師」という職業に顕れています。

私は館や団体に所属することなく、今までやってきています。

このスタイルが一番気楽です。

私の場合「集団行動が苦手」を克服したいとは思っていませんが、折角なので、「集団行動が苦手」な相談者がいると仮定して一つ考えてみましょう。

 

集団行動が苦手なデメリットとしては「交友関係を広げづらい」「大きなプロジェクトを起こしにくい」というのがあります。これは業界によってはチャンスを掴みにくいとも言えるでしょう。

克服していくには、焦らず徐々に人数を増やすこと。それぞれの性格を理解できるメンバーで構成出来ると望ましいです。気を配る性質の人がグループに複数人に居て、共感し合えるというのも良いです。また自分の集団行動への苦手意識をグループのメンバーに打ち明けておくというのも手です。

 

最後に

「苦手」を紐解いていくと、過去、現在、未来の繋がりが見えてきます。

それは過去は無駄ではなかったという自己肯定に繋がり、これから先どう生きていくかのヒントにもなり得ます。

もし人生に迷った時には過去の自分と対話してみるのも一つです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

占い 和音堂

 

面白い本との出会い方

お題「本の探し方どうしてる?小説でも新書でもしばらくハマった作者に飽きたり、作品をすべて読んでしまったりした時。次の本をどうやって探してますか?」

 

どうも、【占い 和音堂】です。

私はカードや星で人間模様を読むことを生業にしていますが、本も大好きでよく読みます。好きな作家は、江戸川乱歩島田荘司米澤穂信西尾維新伊坂幸太郎森見登美彦入間人間など、主に推理小説を読むことが多いです。

暇があれば本屋に行きたくなり、行ったらずっといたいくらい本屋が大好きです。

つい先日も本屋でぶらぶらしていて、その時にふと思ったのが、まさに今回お借りしているお題で「本の探し方、選び方」。自分はいかにして本を見つけ、選定しているのか。考えてみました。

 

本と出会うタイミングは面白さを左右する

聞いたあらすじが面白そうだったから読んでみる。好きな人が読んでいたから読んでみる。表紙が綺麗だったから読んでみる。映像化されるらしいから読んでみる。

色んな出会い方があります。それも巡り合わせだなと思います。

しかも出会うタイミングによって読みやすさ、面白さも変わる様な気がしますね。

読め読めと押し付けられる本より、自分でふと見つけたものを読んだ方がすらすら読めたり、自分の好きではない人が読んでいたらはなからつまらなそうと感じてしまったり、反対に好きな人が読んでいたからこそ興味深く感じたり。

本は開く前、出会い方の時点で面白さが決まり始めているのかもしれません。

ですから、出会い方と言うのはとても重要なんだと思います。

ここからは私が実践している本との出会い方を紹介します。

 

私が本と出会いに行く方法

①好きな作家やアーティストの愛読書を読んでみる

自分が好きな作品を世に発信している主、作家さんやアーティストさんの読書歴を調べてみると、これが結構好みが合致していたりします。

作品を通して共鳴できるということは、感性が近いのかもしれません。

そういった方の読んでいる本の中で自分が読んだことのない本を読んでみると、結構合う様に私は感じます。

私が大好きな森見登美彦さんが「内田百閒が読めれば他はいらない」と思った事さえあると仰っていて、試しに読んでみると森見作品のルーツを感じるユルい笑いを誘う作品で、とても楽しめました。

 

②古本屋の安価コーナーでハードルを下げた作品をいくつか購入する

古本屋の安価コーナー、100~200円程度の品の中で、あんまりメジャーではない本を漁ってみたり、合うか合わないか分からないから手を出していなかった作品を買ってみる、というのをここのところ実践していますが、これがなかなか豊作です。

価格=面白さではないのですが、価格が低いと自然と期待値は下がるもので、と言うか合わなくても許せるというか。その下がった分だけ面白いと思える確率が上がります(私が単純なだけかもしれません…。)

そこから存外気に入って、数日後同作者の他の作品を定価で買い求めに書店へ足を運ぶことも多々あります。

 

まとめ

本は面白い、つまらない、ではなく、合う、合わない。

その原因は本の内容だけにあらず、出会い方、出会うタイミングも深く関わります。

こんなことを書いていたら、また本屋さんに行きたくなってきました。

皆さまが合う本と運命的に出会えることを祈っています。

ではまた。

 

占い 和音堂

「正しい言葉」と「伝わる言葉」

どうも、【占い 和音堂】です。

名前の通り占い師です。

占い師は「言葉」が非常に重要な職業です。

いくら優れた感覚を持っていても、はたまた占いに関連する膨大な知識を持っていたとしても、それを伝える「言葉」がなければ、今分かっていることを相談者に共有することは出来ません。

今回はそんな重要な「言葉」について。

 

「正しい言葉」と「伝わる言葉」は時として違う

皆さんリユースという言葉を聞いたことはありますか?

エコに関心の高い方なら知っているかもしれません。

リユース(Reuse)」とは文字通り「再使用」という意味の言葉です。

私は以前再使用品を取り扱う、リユースショップに勤めていました。

お客様から買い取ったものをクリーニングして販売するお店です。

「リサイクルショップとは違うんですか?」とよく訊かれますが、今回お話したいのはまさにその点。

実は「リサイクルショップ」という表現が正しくないのです。

性格には「リユースショップ」。

「リサイクル(Recycle)」というのは本来、使わなくなった品物を原材料にして加工、形を変え、別の品物として販売すること。

例えば廃棄ポリエステルから衣類を作ったり。

「再使用」と「再利用」の違いです。

なので、巷に溢れている「リサイクルショップ」は本来「リユースショップ」が多いんです。しかしこれをいちいち訂正していたら、ちょっと嫌われちゃうかもしれません(笑)

リユース」よりも「リサイクル」という言葉が広く流通している今、それが誤用であっても伝わるのは後者。

なんだかもやもやしないでもないのですが、こういった形で言葉が変わってしまうのは昔からよくあることです。

伝わらなくても根気強く「正確な表現」を用いる。

「間違った表現」だけど伝わるから使う。

どちらも悪いとは言えません。ここが難しい。

 

「言葉」はなんの為にあるか

「言葉」は人類が築いてきた文明の利器の一つ。

時代に合わせて「伝わる様に」進化してきたものです。

「言葉」を扱う仕事をしている以上、なるべくなら正確な語彙を持っておきたいですが、使う上では伝わらなければ今度は言語という存在の意義が損なわれます。

色んな言葉を知っている上で、状況に合わせて使い分けられるのがベストかなと思います。

例えば専門用語、業界用語。これは使わない人々には耳なじみのないものです。

変な横文字を急に使われて不快に思われた経験にある方も多いはず。

ここ10年くらいその手の「不快談」が随分増えた印象です。

しかし専門用語というのは、本来その業界人や専門家の方同士がなるべく短く、スピーディーにやり取り出来るように進化してきたものです。

なので、ある「域」では使った方が「伝わる」わけです。

格好つけて使うものでも、マウントの為の道具でもありません。

言葉は「伝える」為のものです。

まぁある意味「いけ好かない」という印象は伝えられているかもしれません・・・。

 

まとめ

「どんな相手に対しても伝わる言葉を使える」

これは私の一つの目標でもあります。

自分の言葉に酔わない。あくまで相手の立場から聞き取りやすい言葉で、なるべく分かりやすく。

これからも精進していきます。

 

 

タロットとの出会いとその魅力

お題「好きなタロットカード」

どうも、【占い 和音堂】です。

普段、東京と神奈川を中心に個人で占いをしております。

専門は西洋占星術とタロット。最初に手にした占術はタロットでした。

今回はそんな私の占い師としてのきっかけ【タロットカード】について書いていきます。

 

タロットとの出会い

私は占いを始めて6年程経ちます。

6年前。当時職場にいたカードコレクター兼タロティストの方から、忘年会の際「1年お世話になったので」とライダー版のタロット(上画像参照)をプレゼントされたのがそもそもの始まり。

職場でプレゼントされたのは私だけで、今思えば彼女は何か感じ取っていたのかもしれません。予言めいていますね(笑)

その頃、私はオカルト好きではありましたが、どちらかと言えば超常現象の類をなるべく科学の側面から見る様に心がけていて、占いは信じていないタイプでした。

というか、そこには何か理屈があるのだろうという考えで、タロットを手にした時にはそれを解き明かす様な意気込みもあった様に思えます。

勿論基本的な解釈を勉強した上で、理屈をつけようと思えば付けられます。

如何様にも取れる程、描かれたシンボルの解釈は広く、また逆位置を採用すれば意味が被るものも出てきます。そりゃあ当たる確率は高い。確かにそうとも言えます。

しかしそれで片付けてしまうのは勿体無いと思えるほど、タロットには不思議とロマンが詰まっています。なかなかミステリーなその成り立ちと歴史もさることながら、優れた読み手が持つことによって、そこに「魔術」が存在するかのように状況、心境を言い当ててくる。この仕組みを先人たちが作り上げ、数百年伝わって現代に至ります。

しかも占いという文化の中でタロットはかなり歴史が浅いのです。紀元前から存在すると言われている占星術や易と違って、タロットが「魔術」として広まったのは18世紀頃(それまではトランプの様に遊戯用カードの扱いだったとか)。

それが今では世界中にファンがいて、タロット占い師の数もかなりのものです。

比較的”若い”占術なのに、最もポピュラーと言っても過言ではありません。

(タロットの歴史について気になる方は以下の本がおススメです)

占い師として感じるライダー版(ウェイト・スミス版)タロットの魅力

私が6年愛用しているライダー版タロット。タロットの中でも最も流通している種類です。なんで短い期間でそれほど流通したのか、絵柄の分かりやすさがその一因だろうと私は考えています。

「タロットを始めたい」という方に「ちょっとやってみましょうか」と数枚カードを見せて読んでもらうと、筋の良い方だと初回から結構読めたりします。それだけ直感的に解釈出来る分かりやすい絵柄なのです。しかもライダー版タロット、生まれはイギリスです。現代日本人が見ても読めるんですから、ユニバーサルデザインでもあるわけです。

この「誰が見ても分かりやすい」というのが私にとって結構大事な事で、実際に鑑定をしている時、西洋占星術で星の吉角、凶角、易における64卦の象意などを説明するとなると、なかなか時間が要りますし、お客様だって占術の説明を聴きに来ている人ばかりではありません。あくまで「相談」に来ている方が殆どです。

それでもお客様の「なんで占いでそんなことが分かるのか」を端的に説明したいのが私の心情ですし、「いい加減にあてずっぽうを言っているわけではない」ということを占い師は説明すべきというのが私の信条です。

その点をライダー版タロットは見事にカバーしているんです。

お客様の目線から見ても分かりやすい。ということはこちらも説明がしやすい。

そういった「ショートカット」があるため、限られた時間の中で相談者様の話をしっかり聴く時間が取れますし、私もアドバイスに割ける時間が増えます。

これは双方にとって大変なメリットです。

これだけ分かりやすい絵柄は、星の数ほどあるタロットの中でライダー版が群を抜いていると思います。だからこそこれほど流行り、長く愛されているのでしょう。

私もいくつかタロットに触れてきましたが、結局ライダー版に戻ってしまいます。

そしてこれからも長く付き合うことと思います。

いつも助けてくれるタロット、プレゼントしてくれたSさんに改めて感謝を込めて。

また、この文を読んで「タロットに触れてみたい」という方が増えたら幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

「自由」を楽しむ。「自由」の扱い方。

お題「自由を感じた瞬間」

どうも、【占い 和音堂】です。

今回は「自由」をテーマに書いていきます。エッセイっぽいかも。

「自由」度の高い趣味

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私の趣味の一つに散歩があります。子供の頃から好きです。

公共交通機関の様に時間の縛りもなければ待ちもなく、車の様に通れない道というのも殆どない。速度だって自由です。気になったものがあればいつでも立ち止まれるし、戻ることだって簡単。他の焦った人に煽られることも少ない。

まさにオープンワールドゲームの様で「この先に何があるんだろう」と階段や坂の先に想いを馳せたり、面白いものがあったら写真を撮ったり。天気は良い方が良いですが、雨の日の散歩もそれはそれで乙なもの。

 

深い夜特有の「自由」

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そんな自由な趣味、散歩の中でも、私が特に好きなのが夜の散歩。深い時間。

更に自由を感じます。

なんだか社会が回っている時の煩わしさから解放された様に、しっとりと静かで心地良いんです。同じ道でも朝や昼間とは全く違った表情が見られます。

誰もいません。薄暗い道を少し怖いに感じると同時に、抗い難い魔力が夜にはあります。そんな時間、私は歩いて月の光を浴びるのが大好きです。

 

他人の「自由」を味わうのも好き

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私は名乗った通り、占いをして生活をしています。

その活動の一つとして路上鑑定があります。時間は夜、遅い時間です。

塾帰り、バイト帰りの学生さん。まだ帰りたくなくてぶらぶらしている若い人。ブラック企業に悩む残業でくたくたのサラリーマン。結婚すべきか趣味に生きるか惑うOL。

バックパッカーでこれから何をするかを考え中のフリーター。

酔っ払いや非行少年少女。

本当に色んな種類の人が来ますが、その時間になると皆昼間持っている仮面やしがらみから解放されているせいか、はたまた「占い師」という非日常の第三者と関わったせいなのか、一様に「自由」なんです。好きに自分の「世界」を話してくれます。

占っているのに、なんだか私が良い話を聴かせてもらうこともあります。

私は一種、社会から離れて客観的に自分の世界を語る彼らが大好きです。

 

「自由」稼業

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私自身「自由」が好きで、占い師になりました。

私は好きな時間に働きます。勿論全部一人で頑張らなければなりません。

自分で動かなければ0円です。動いたって実らない日もあります。

それでも、会社にいた頃の様なしがらみ、間違っていると分かっていても従わなければならないストレスはありません。私にはそっちの方がずっと良いと思えましたし、今は実感しています。

 

「自由」過ぎても良くない

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しかし面白いもので、ただ「自由」でいると、これはこれでいけません。

段々「世界」や「社会」が分からない頓珍漢になってしまい、自ずと相談者の気持ちが汲めなくなります。ですから、何処かで「世間」を知るチャンネルを持っておくとバランスが取れてきます。

私は占い師以外に、博物館でのアルバイトもしています。

ここでは「自由」ではありません。公的な施設ですから、身嗜みやマナーが必要です。

そのおかげで占い師としての「自由」も感じられます。

やはりバランス、なにより重要なのは「中庸」と私は思います。

 

最後に

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自由が嫌いという人はあまりいないでしょうか。

でも「自由にしていい」と言われるとどうしていいか分からない人はいます。

「自由」になり方が分からない人も。

哲学者キルケゴールの残した言葉にこんなものがあります。

「不安とは自由のめまいである」

「自由」の扱い方は難しいものです。

しかし自分にとっての「自由」とその扱い方が分かれば、人生はずっと過ごしやすくなります。占いにはそんな活用法もあります。

ではまた。

たまにはお酒の話でも カクテル言葉を添えて

お題「お気に入りの一杯を教えてください」

どうも、【占い 和音堂】です。

私はお酒が好きです。しかし激弱です。すぐ真っ赤になって心配されます。

でも味は好きなので、自宅でゆっくり楽しむのが好きです。

一時期は自宅でシェイカーも振っていました。

自宅で飲むとそんなに赤くなりません。自分で作ると好みの配分に出来て楽しいです。

もしかしたら外で飲むとペースを乱されやすかったり、他人がいると緊張するせいもあって余計に酔うのかもしれませんね。

 

私は影響されやすいので、観ている映画や読んでいる小説に出て来たお酒を飲むことが多いです。今回は私の好きなカクテルをいくつかご紹介します。お付き合いください。

 

1.ギムレット

レイモンド・チャンドラーの「長いお別れ」のラスト「ギムレットには早すぎる」のセリフでお馴染みのカクテル。ジン3/4、ライムジュース1/4、砂糖をお好みでシェイク。

ショートのカクテルグラスに注ぎます。度数は25度程度。甘さや辛さは使うジンとライムジュースによりますが、私は甘めのものが好きです。

ちなみに花言葉の様にカクテルにも言葉があったりします。

ギムレットのカクテル言葉は「遠い人を想う」「長いお別れ」

2.トリニティー

【お酒の時間】より引用

こちらは私の好きなゲーム「シルバー事件」にて主人公の一人、ライターのモリシマトキオが行きつけのバーで愛飲している一杯。

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この作品以外で見た事がないのでマイナーなカクテルかもしれません。

ライジン、ドライベルモット、スイートベルモットを1:1:1でステア。

度数は26度程度。

ハーブリキュールの様な独特の風味と甘みがあるので、好みは分かれそう。

ゲーム自体も好みが分かれそうなのですが、双方大好きです。

カクテル言葉は「完成」と「三位一体」。

3.ホワイトルシアン

映画「ビッグ・リボウスキ」の主人公、ヒッピー感覚が残る無職のゆるゆるおっさんデュードが愛飲するカクテル。ウォッカ40ml、カルーア20ml、生クリーム20mlでビルド。度数は25度程度。

デュードは生クリームではなく牛乳を使っていましたね。

甘いけど度数が高くて、事件に巻き込まれるのになんともハードボイルドとは程遠いデュードにぴったりな一杯。

つい飲んじゃうんですけど、甘く見てるとしたたか酔います。

レディーキラーとも呼ばれたり。

カクテル言葉は「誘惑」。

 

4.ラムコーク(キューバリブレ)

こちらはゲーム「キャサリン」で、恋人と浮気相手の間で揺れる主人公ヴィンセント・ブルックス(CV.山寺宏一)が愛飲しているカクテル。

ホワイトラム30ml、コーラ100ml、氷100gでビルド、お好みでライム。

作中のバー・ストレイシープのジャンクなメニューとピッタリに一杯。

カクテル言葉は「貪欲にいこう」。どっちつかずなヴィンセントをさらに誘惑の沼に陥れる様な甘美な響きです。

まとめ

いかがだったでしょうか。気になる一杯はありましたかね。

余談ですが、私は最後紹介したラムコーク、ホワイトラムをココナッツリキュールに変えた「マリブコーク」も大好きです。エキゾチックなひと夏の思い出の様な味がします。これから夏が来ます。良かったらお試しあれ。