占い 和音堂|タロットと西洋占星術|東京、神奈川

東京、神奈川で活動する占い師のブログ。占い以外の事も書きます。

タロットとの出会いとその魅力

お題「好きなタロットカード」

どうも、【占い 和音堂】です。

普段、東京と神奈川を中心に個人で占いをしております。

専門は西洋占星術とタロット。最初に手にした占術はタロットでした。

今回はそんな私の占い師としてのきっかけ【タロットカード】について書いていきます。

 

タロットとの出会い

私は占いを始めて6年程経ちます。

6年前。当時職場にいたカードコレクター兼タロティストの方から、忘年会の際「1年お世話になったので」とライダー版のタロット(上画像参照)をプレゼントされたのがそもそもの始まり。

職場でプレゼントされたのは私だけで、今思えば彼女は何か感じ取っていたのかもしれません。予言めいていますね(笑)

その頃、私はオカルト好きではありましたが、どちらかと言えば超常現象の類をなるべく科学の側面から見る様に心がけていて、占いは信じていないタイプでした。

というか、そこには何か理屈があるのだろうという考えで、タロットを手にした時にはそれを解き明かす様な意気込みもあった様に思えます。

勿論基本的な解釈を勉強した上で、理屈をつけようと思えば付けられます。

如何様にも取れる程、描かれたシンボルの解釈は広く、また逆位置を採用すれば意味が被るものも出てきます。そりゃあ当たる確率は高い。確かにそうとも言えます。

しかしそれで片付けてしまうのは勿体無いと思えるほど、タロットには不思議とロマンが詰まっています。なかなかミステリーなその成り立ちと歴史もさることながら、優れた読み手が持つことによって、そこに「魔術」が存在するかのように状況、心境を言い当ててくる。この仕組みを先人たちが作り上げ、数百年伝わって現代に至ります。

しかも占いという文化の中でタロットはかなり歴史が浅いのです。紀元前から存在すると言われている占星術や易と違って、タロットが「魔術」として広まったのは18世紀頃(それまではトランプの様に遊戯用カードの扱いだったとか)。

それが今では世界中にファンがいて、タロット占い師の数もかなりのものです。

比較的”若い”占術なのに、最もポピュラーと言っても過言ではありません。

(タロットの歴史について気になる方は以下の本がおススメです)

占い師として感じるライダー版(ウェイト・スミス版)タロットの魅力

私が6年愛用しているライダー版タロット。タロットの中でも最も流通している種類です。なんで短い期間でそれほど流通したのか、絵柄の分かりやすさがその一因だろうと私は考えています。

「タロットを始めたい」という方に「ちょっとやってみましょうか」と数枚カードを見せて読んでもらうと、筋の良い方だと初回から結構読めたりします。それだけ直感的に解釈出来る分かりやすい絵柄なのです。しかもライダー版タロット、生まれはイギリスです。現代日本人が見ても読めるんですから、ユニバーサルデザインでもあるわけです。

この「誰が見ても分かりやすい」というのが私にとって結構大事な事で、実際に鑑定をしている時、西洋占星術で星の吉角、凶角、易における64卦の象意などを説明するとなると、なかなか時間が要りますし、お客様だって占術の説明を聴きに来ている人ばかりではありません。あくまで「相談」に来ている方が殆どです。

それでもお客様の「なんで占いでそんなことが分かるのか」を端的に説明したいのが私の心情ですし、「いい加減にあてずっぽうを言っているわけではない」ということを占い師は説明すべきというのが私の信条です。

その点をライダー版タロットは見事にカバーしているんです。

お客様の目線から見ても分かりやすい。ということはこちらも説明がしやすい。

そういった「ショートカット」があるため、限られた時間の中で相談者様の話をしっかり聴く時間が取れますし、私もアドバイスに割ける時間が増えます。

これは双方にとって大変なメリットです。

これだけ分かりやすい絵柄は、星の数ほどあるタロットの中でライダー版が群を抜いていると思います。だからこそこれほど流行り、長く愛されているのでしょう。

私もいくつかタロットに触れてきましたが、結局ライダー版に戻ってしまいます。

そしてこれからも長く付き合うことと思います。

いつも助けてくれるタロット、プレゼントしてくれたSさんに改めて感謝を込めて。

また、この文を読んで「タロットに触れてみたい」という方が増えたら幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。