占い 和音堂|タロットと西洋占星術|東京、神奈川

東京、神奈川で活動する占い師のブログ。占い以外の事も書きます。

「苦手」を紐解くと「人生」が少し見やすくなる

今週のお題「苦手だったもの」

 

こんにちは、【占い 和音堂】です。

普段東京、神奈川の辺りで個人で占いをしております。

占い師という職業は、個人の采配ではありますが学ぶことの尽きない職業です。

占いの知識や技術は勿論ですが、心理学や脳科学、ひいては図像学や宗教学に関する知識など、付随するものがあればあるほど乗れる相談、アドバイスの際の選択肢も増えていきます。

 

勉強嫌いが勉強好きになったワケ

私は今でこそ勉強好きにはなりましたが元々は大の勉強嫌いでした。

授業中もこっそりミステリー小説を読んでいたり、某芸人のポッドキャストを聴いたり、同級生や先生方を観察したり、居眠りしたりと、とても真面目な学生とは言い難かったです。

 

何をきっかけで勉強が好きになったかと言うと、これが実は占いじゃないんです(ここまでの前置きはなんだったのか)

 

きっかけは歌でした。当時某動画配信サイトにて「歌ってみた」動画をよく見ていました。所謂一般人の方々の中には、恐ろしく歌の上手い人が沢山いて、(今思えばセミプロやドロップアウトした歌手もいたとは思いますが)その当時は純粋に「すごい!!」って感動したものです。自分は音楽は好きでしたが、歌は苦手でカラオケも嫌いでした。そんな自分でもうまくなるんだろうか。自分も歌がうまくなりたいなと思いました。

性格上、いきなり動画を作る気はせず、ひたすらボイストレーニングについて調べ、日々手探りで練習しました。

あの頃のことを思い出すと「毎日やれば上手くなる」という言葉は、正確には「毎日練習して、改善点を見つける。それを直すことで上手くなる。」だなと思います。

歌って正しく練習すると、本当に音域が広がるし、喉の傷まない発声が出来て来るんですよね。自分がしてきたことが身になっている。身体や思考が変化している。

そういう結果が伴って、初めて「勉強って本当は楽しいんだ」と思う事が出来ました。

 

その体験があるからこそ、日々の勉強を実際に鑑定に活かすことに楽しさを感じられ、占い師という職業を飽きずに続けられているのだなと、このブログを書きながら再認識しています。

 

「苦手」を紐解くと「人生」が少し見やすくなる

この様に、過去の自分がやってきたことの記憶を整理すると、一見無関係に思えた事象が面白いように繋がっていることが分かります。

今回は「苦手だったこと」の記憶から「何故好きなったのか」「それが今どう活きているのか」というルートで自分の人生を振り替えることが出来ました。

 

このプロセスを流用して「今苦手なもの」から「何故苦手なのか」「それが今の人生にどういう影響があるのか」「克服するにはどうすればいいのか」というアプローチも出来ます。

実際にやってみます。

私は今「集団行動が苦手」です。

4人以上でいると、それぞれがどの程度楽しめているかが気になってきてしまい、あまり楽しくありません。

何故そんな風に思うのかと言えば、太陽天秤座、月蠍座だからと占い師らしく片付けることも出来ますが、今回は育った環境の中で読んでみましょう。

私は幼い頃、「周りに注意を払うこと」「他人に親切にすること」を親から教えられました。それをベースに他人の顔色を観察する癖がついていったように思います。実際サービス業や占いにおいては役に立つ能力ですが、日常的となると疲れるものです。ですから、比較した時には「集団より少人数の方が楽」に落ち着きます。

この性質は今現在「占い師」という職業に顕れています。

私は館や団体に所属することなく、今までやってきています。

このスタイルが一番気楽です。

私の場合「集団行動が苦手」を克服したいとは思っていませんが、折角なので、「集団行動が苦手」な相談者がいると仮定して一つ考えてみましょう。

 

集団行動が苦手なデメリットとしては「交友関係を広げづらい」「大きなプロジェクトを起こしにくい」というのがあります。これは業界によってはチャンスを掴みにくいとも言えるでしょう。

克服していくには、焦らず徐々に人数を増やすこと。それぞれの性格を理解できるメンバーで構成出来ると望ましいです。気を配る性質の人がグループに複数人に居て、共感し合えるというのも良いです。また自分の集団行動への苦手意識をグループのメンバーに打ち明けておくというのも手です。

 

最後に

「苦手」を紐解いていくと、過去、現在、未来の繋がりが見えてきます。

それは過去は無駄ではなかったという自己肯定に繋がり、これから先どう生きていくかのヒントにもなり得ます。

もし人生に迷った時には過去の自分と対話してみるのも一つです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

占い 和音堂