嘘を見抜くコツと心理学との付き合い方|占い 和音堂
どうも、【占い 和音堂】です。
お題「私が持っている資格」について。
私が持つ資格の一つに「行動心理士」というものがあります。
「行動心理学」は、人間の行動傾向を学んで、仕草に隠された心理的意味を読み解くといったもので、ものすごく簡単に言えば「訊かれたくない質問をされたから腕を組んでガード状態になってしまっている」という様な人間の癖を勉強していく学問です。
「じゃあ嘘を見抜いたり出来るの!?」とか訊かれるんですが、そんなことはないです。名探偵ではないので(笑)
「嘘を見抜く」というのを初対面時から行うのはベテランの警察官でも難しいそうですよ。一番「嘘を見抜く」率が高かったのは確かアメリカのシークレットサービス(身辺警護)でしたかね。修羅場の数がそうさせるのかもしれません。
嘘を見抜くコツ
じゃあ「嘘を見抜く方法」はないのか?と聞かれれば「100%見抜く方法はないが、見抜く確率を上げる方法はある」と言えます。
それは相手を観察して癖を知ることです。人間、無意識の状態ではあらゆる癖が出ます。「嘘をつく」という行為には罪悪感や守りたいという意識が伴いますから、人によっては鼻を弄ったり、首元に手をやったり、口元を隠したりします。
相手がなんの話をしている時、またなんの質問をされた時にその癖が出るか、覚えていくのがコツです。バツが悪いだろう時に出た癖なんかを覚えておくと有効かもしれません。いやー、大変でしょ?もしかしたら単純に鼻の調子が悪いかもしれませんし、歯に挟まった肉が気になっているのかもしれませんし。嘘を見抜くなんて簡単じゃないんです。ポーカーのプレイヤーもお金が掛かっているから一生懸命見抜こうとするんです。
それでもなんとか続けていると見えてくる「嘘」もあったりします。
しかしこれを得意になって指摘したら相手はどうでしょう?
アナタが冤罪に苦しむ被告を助けるべく大逆転を狙うギザギザ頭の熱血弁護士なら証人の嘘を暴くべきですが、あなたが対応する相手が家族や友人ならば、そんなアプローチはおススメしません。
相手はなぜ嘘をついたのでしょう?
そこがポイントです。嘘には大抵理由が伴います。
誰かの事を守ろうとしているかもしれませんし、貴方を傷つけない為かもしれません。
もし「嘘かもしれない」と感じた時には「なぜ嘘をついたのか?」まで考えた方が良いでしょう。
「心理学」を妄信しないで「ヒント」として扱う
「心理学」を勉強すると、相手を分かった気になってしまう。
これは心理学にも占いにも言える落とし穴です。
心理学は科学ではありません。大人数集めてアンケートを取ったら80%の人がこう答えました。こういう実験をしたら70%の人がこういう仕草をしました。あくまで傾向なのです。
ではどうして学ぶ価値があるのかと言えば、その傾向を知っておくことでつく予測もあるからです。言動や行動から心理や次の行動に予測をつけておけば、こちらも動きようがあるというもの。
信じすぎず、あくまでヒント。相手はどう思っているのか、この次どう動くのか、推理するための取っ掛かりとしてその原理を学ぶことに価値があります。
「人間」を学ぶ方法は沢山ありますが、付き合い方さえ心得れば「行動心理学」は面白いです。重要なのは距離感。
今度「非言語コミュニケーション」についても書きたいと思います。